荏胡麻郷土料理レシピ

じゅうねん餅 (福島県)
・荏胡麻の種子をさっと炒り、熱いうちにすって味噌と砂糖で味を調え、とろみのある衣を作ります
・これにおもちをいれ、からめます
・砂糖を多めに入れて甘めに仕上げるとおいしいそうです
・ちなみにじゅんねん餅はこの地方ではもち料理の中では最高とされたそうです

じゅうねん味噌 (福島県)
・荏胡麻の種子を炒ってすり鉢ですり、味噌を入れてよく混ぜます
・じゅんねん味噌は日持ちが良いので常備食として、ご飯にのせて、またその上から熱いお湯を注い  で湯かけにして食されたようです
・田楽味噌としても美味です
・会津地方ではおもち(秋田のきりたんぽのようなおもち)に荏胡麻味噌をつけて食されるそうです

うどんの冷だれ(福島県)
・荏胡麻の種子を擦って味噌と混ぜ、かつおだしでのばしてうどんの冷だれとします
・つけても良し、かけても良しだそうです

野菜との和え物(福島県
・荏胡麻の種子を擦って醤油で味をつけ、様々な野菜と和えて食します

葉の醤油漬け・ケンニプチャンアチ
(韓国)
・荏胡麻の葉をよく洗い、ざるにあげて水気をよくきります
  (水気が残っているとカビますので十分に水気をとります)
・10枚を一束にします
・ボウルに醤油大さじ5、だし汁(かつお)大さじ5、炒りごま大さじ1、おろしにんにく小さじ1/2、粉唐  辛子小さじ2、砂糖小さじ1を入れ、1センチに切ったニラを入れて混ぜ、タレとします
・このタレを荏胡麻の葉一枚一枚に丁寧にはさみ込むようにかけ、保存容器に入れて冷蔵庫に保管   します
・韓国では荏胡麻の葉は「ケンニプ」とよばれます
・荏胡麻の葉の醤油漬けで温かいご飯を包んで食されるようです

参考文献:「聞き書 福島の食事」農山漁業文化協会・「韓国家庭料理入門」金日麗・大鄭聲著 農山漁村文化協会