命連の鉢はそれまでも度々長者の家に飛んできており
長者がお布施の米を入れると信貴山へと戻って行くのでした。
その日も鉢が飛んできたのですが長者は忙しく
鉢を倉に入れたまますっかり忘れていたのでした。
そのうち、鉢は倉の下に入り込んで倉を持ち上げふわり、ふわりと飛び始めました。 次へ